あこがれの翻訳家、通訳ガイド。あなたの夢をかなえるための教材、参考書をご案内します。
15年前、仕事でロンドンに赴任の際、最高で最もコンパクトな辞書ということで84年に第1版が出たリーダーズを選び、大変役に立った。たとえば英文で薬の効能書きを読む時、賃貸の契約をするときなど、海外で生活するには簡単な辞書では用を成さない。英語の意味が分っているかどうかは、海外でSURVIVEする上で肝要なことだ。リーダーズにはまず出ていない単語がない。帰国するとき、現地でお世話になった日本の方に進呈して喜ばれた。 2冊目は帰国後すぐ買い、次の赴任地のNYでもリーダーズは威力を発揮した。出張のときも必ずカバンに入れた。
この辞典の特徴として、コンパクトながら27万語の項目を収録していることが挙げられる。法律、経済の専門用語も充実しており、社会人が仕事で使用するには最も適した辞書であると言える。また、他の辞書に比べて訳語がこなれているのも特徴である。
『グランドコンサイス英和』を購入したとき、「これでリーダーズもお役ごめんなのかなあ」とぼんやりと思ったものだが、相変わらず本書にもお世話になっている。(だからといって『グランドコンサイス英和』が使えないというわけではない)
学習辞典のような配慮もなく、ただ英語の語彙を大量に収録することに集中した、百科事典的な英和辞典であるが、本書は初版の頃から英語で生計を立てている人、英語翻訳に携わる人の御用達の辞典になっている。翻訳は、ビジネス的なものであれ、文学的なものであれ、生の英文を正確に読むために、ひたすら辞書を引きまくる仕事である。並みの英和辞典では語数が足りないし、『研究社英和大辞典』『ランダムハウス』では正直言って重過ぎ、かさばって作業しにくい。よってハンディサイズで収録語数最大のこの『リーダーズ』の出番となる訳である。いつもは手元の『リーダーズ』で間に合わせ、これでも載っていない単語に出くわしたとき大辞典を参照するという形態が多いようである。とにかく翻訳家にとって???リーダーズ』がなければ仕事にならないといっても過言ではない。
リーダーズ・プラスと合わせれば語数は最大だが、はっきりいってそれだけ。語義や語法は最低レベル。英文を読むためだけに特化された、かなり偏った辞書。それも、英字新聞や現代小説のレベルならもっと語数の少ない辞書でも十分。この辞書がメインの辞書として自分にぴったりくるという人もいるだろうが、1万人に一人くらいしかいないと思う。よい辞書なのは認めるが、こんな万人向きでない特殊な辞書がこんなに売れているのはおかしい。 |
売れ筋商品
このページの情報は 2006年4月16日22時3分 時点のものです。 |





