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「ジーニアス英和辞典」が一歩も二歩も先んじていると評されてきた(上級向け)学習英和辞典の世界にあって,それのライバルとなりうる英和が昨年から次々と出版されはじめた。「ウィズダム」もその一つ。何と言っても最大の特徴は,コーパスをフル活用したことである。
全般的な評価では、アドバンストと甲乙付けがたい辞書だと思います。ただ、偶然引いたcybersquatting(他人の有名商標等をドメイン名として登録すること)が載っていませんでした。この単語は、現代の時事用語としてはかなり使われている単語だと思いますので、ちょっと残念でした。一つの単語を引いた経験から結論を下すわけにはいきませんが、新語が少し少ないのかもしれません。用法については、recommend 人 物(人)の文型が載っていないのはアドハンストと同じです。これは、少し前の辞書には載っていますが、アメリカでは使われないようです。自ら作文する際には、recommend 物(人)to 人の文型を使えばいいわけですから、問題ないと思いますが、他人の書いた英語を採点する人には困るかもしれません。
日英翻訳をしていますが、非ネイティブだと同じような言葉のどれが適切かを判断するのに苦労します。Merriam-Webster Collegiateを読み込んで使っていますが、英和で同じような使い勝手のものがあればよいのにと思っていて、この辞書に出会いました。これを待っていたという感じです。
コーパスを利用した新しいタイプの英和辞典として広く受け入れられつつある良い辞典だと言えよう(まだ十分に使い込んでいないので星5つで推薦するほどの自信はない)。また、膨大なデータを利用しているという点で客観性が保たれているのが本辞典の強みであろう。「希望をもって」のような意味が主流であったhopefullyのような語に、昨今では「願わくば、うまくいけば」のような意味も発生し一般化していることが読み取れる。こういう「問題のある語法」の実態を確認するのにはなくてはならない一書だ思う。そういう意味で「玄人向き」という感じがしないでもないが、一冊は手元に置いておきたい英和辞典である。
コーパスを使った辞典は今では珍しいものではありません。しかし、このウィズダム英和は中でも特に良い辞典だと思います。内容も充実しており、高校レベルでの学習はこの一冊で間に合うと思います。ただ、あまりに立派に製本されており、学校に持っていくのは大変かもしれません。私は、家にウィズダム、学校にグランドセンチュリーを置いていました。 |
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このページの情報は 2006年4月16日22時3分 時点のものです。 |




